PHOKA 九州ツアー 2015

『うたが旅して帰ってきたよ』

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「輪になって(=輪のうた)」は生れ落ちてしばらくして旅に出ていました。
親も知らなかった10年間。
このうたはいろいろな方に歌い継がれ、育てられてここに帰ってきました。
美しい歌姫、PHOKAさんを連れて。
そしてもうひとつ、3年間生き別れになっていた息子が帰ってきました、子猫を連れて。
めぐる輪、すべてはつながっていることをいま実感しています。

「輪になって(=輪のうた)」はぼくが10年前に高森に来たころ作ったというか、まとめたというか、自然発生的にできた歌です。
修行放浪の末、水と気のとてもすばらしい高森に縁あって暮らすことになり、ぼくがどんなところに落ち着いたのか見届けようと旅仲間が頻繁に訪れ滞在しました。
何も持たない旅でしたので家にはなにもない状態で、外に出たくても8時を過ぎればまっくらな田舎暮らし。
夜は楽器を持ち寄り宴となることが多かった。
そんな中で「輪になってさ」というフレーズがメロディーをともなっておりてきました。
「○○の輪」という歌詞は、その時々でいろんな人の言葉から作られていったもの。
それを、簡単なコード進行(3コード、コード名すらわからない)で酔っ払っても間違えない程度の単純なメロディーに乗せてうたいました。
暇に明かして気のすむまで10分も20分だらだらとうたっていると、不思議といい気持ちになってみんな笑顔になっていました。
東日本震災後、避難してきた人たちがたくさんあつまったとき「パソコンやケイタイをとじて輪になりませんか」とみなで歌ったことがありました。
ぼくもこのときは大切な人を失った直後でした。
すこしでも悲しみや恐怖、不安から離れることができればと必死でした。
この歌に救われた気がしました。

2年前、PHOKAさんから「この曲を気に入ってよくうたっている、こんどレコーディングするのでCDに入れたい」というメールが届きました。
そのときのぼくは最愛なる妻子と別れて失意のどん底にあり、陳腐な形容ですが、暗闇の中に一筋の淡い光が差したようでした。
そして送られてきたCDを聴いて(まだ会ったことがなかったのですが)「なんと生命力にあふれた包容力のある方だろう」
さらに聞き込んでいくにつれ、
「慈しみ深く、傷ついた心を癒す力のある声だなあ」と感じました。
そのとき思ったのです、このうたはこの人に命を与えられたのだと、このひとのものだと。
はやく生で聴きたいものです。
象山

輪になって(輪の歌)

雨のしずくの輪
太陽 月の輪
うみそら かぜの輪
なないろ 虹の輪
みんな輪になってさ~ みんな輪になってさ~

ひびく 太鼓の輪
まわす 煙の輪
かがやく 瞳の輪
めぐる 輪廻の輪
みんな輪になってさ~ みんな手をつなご~

おわりのない うたの輪
つながる 笑顔の輪
おわりのない 愛の輪
まわる いのちの輪
みんな輪になってさ~ みんな手をつなご~
(つないでつないで・・・気のすむまで)

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